やる気が出るまで待っていたら全然勉強ができない人用。自分のやる気を把握してto doセットを変えながらマイペースに勉強を進めよう。
タイトルの通りである。
具体例を載せながら書こうとは思うけれど、正直タイトルの通りなので残りは読まなくてもOK。
やる気 − to do 対応表 を作ろう
まず初めに、私が作っている「やる気 − to do 対応表」をお見せする。
もうここに全てが集約されているのだけれど、自分のやる気が平均的にどのあたりか、やる気ごとにできそうなタスクは何かを(できるだけ普遍的な言葉で)書いてある。手書き文字が苦手な人用に下へタスクを列挙すると
- 1 教科書を開く、眺める
- 1 教科書の重要単語を写経する
- 1 まちがいノート*1(簡単め)作成
- 1 わからない単語について調べる
- 1 試験の過去問を解く
- 2 term系の問題*2を解く
- 2 まちがいノート(難しめ)作成
- 2 難しい英文の文法だけ考える
- 3 思考・調査系問題を解く
- 3 論文、the Cell(などの英文)の精読を1ページ以上する
*1 試験問題や模試などの過去問を解いた際、自分が間違えた問題だけを、問題文と解説を自分で作るノート。簡単めは単語の意味がわかれば解けるとか、うまく読み取れれば大丈夫とか、計算方法はわかっていて計算を間違えてしまったなど。難しめは思考の過程をトレースしないとわからないものや、まだ全然理解できていないもの、あるいはあまりにも単語が分からなすぎてものすごく調べないといけないものなど(元々勉強不足な状態や、異分野の勉強をやっているときにありがち…)
*2 Molecular biology of the Cellやブラック微生物学、Janeway's免疫生物学など、章末に問題があるタイプの教科書の、正誤問題や単語問題など。例えばブラック微生物学では、章末に大事な単語をまとめてくれているので、それぞれの単語を教科書を見ながら自分の言葉で書いてみるといった解き方をしている。
こんな調子で、1→2→3となるごとにやる気や根気が必要な勉強内容になっている。
対応表の使い方
これも単純なのだが、大体自分がニュートラルな状態の時、どの程度のタスクなら楽に取り掛かれそうかをまず考える。
私の場合、教科書を眺めて重要単語だけをスキミングしたり、書くことも好きなので教科書の重要単語を写経することや、自分が間違えた問題の問題文を写す作業はそんなに苦にならず取り組める。
こういった「楽に取り掛かれるタスク」をその日の勉強の最初の方に組み込んで、上がり調子になっていくようであれば30分〜1時間程度で1の作業を切り上げて強度の高い(2、3の)タスクの比率を上げていく。
例えば体調不良であるとか、なんだか全く気分が乗らないとか、そういう時は、1のタスクのみを複数の教科で行う。
こうすることによって、「なんだか調子が悪くて勉強が捗らなかった」という気持ちを防ぎ、「調子が悪かったなりに頑張れたな」と感じられるようにする効果がある。
注意点
大体の人間がそうだと思うのだが、自分のニュートラルな状態を「やる気がみなぎって勉強意欲が湧き出てくる絶好調の時」で考えがちなことである。そういう時は最初から強度の高い勉強を意欲的にこなすことができるけれど、それを毎日の最初のタスクに選んでしまうと、調子が本当のニュートラルの状態に戻った時(例えば、美味しいご飯を食べてまったりしているときや、テレビをぼーっと見ている時)「あの作業ちょっとかったるいな…今日はやめちゃおうかな…」となりやすい。(実体験に基づく)
自分がニュートラルなときにできそう、と最初に感じたタスクより、1段階下のタスクを選ぶと続きやすいと思う。
私なら、最初に楽に取り掛かれるそうと感じたのはterm系の問題。だけどそれより前の段階である、ただ眺める、ただ書き写すはもっと楽で、なんならちょっと楽しめるくらいの強度なのでそこを最初のタスクに設定した。
まとめ
自分のやる気スイッチを上手に切り替えられるかどうかが、「細くても長く」勉強を続けられる秘訣なんじゃないかと思う。
以前の私もそうだったのだけれど、やる気がないな〜、湧いてこないかな〜と感じることの多い人には効果的かもしれない。

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